細かなニーズに対応

P_20170302_152052_vHDR_Auto-1305x734
共伸サービス(中須賀基幸社長、大阪府東大阪市)は、小回りの利くフットワークと顧客の細かなニーズに対応するユニークなメニューで同業他社との差別化を図り、小口の引っ越しを中心に受注拡大につなげている。

1998年に軽貨物事業者として創業。急送便やスポット輸送を中心に業容を拡大し、家具輸送や小口引越へと進出した。中須賀基幸社長(41)は「最初、引越にはそれほど力を入れようと思っていなかった。将来への布石になればと手掛けたが、意外なところに細かいニーズがあることに気付いた」と振り返る。

運賃や料金の設定が一般貨物輸送と異なる点が多く、試行錯誤を繰り返しているさなか、トラックと運転者を時間でレンタルする「タイムレンタル住むーぶ」事業を展開するセイコー運輸(大阪市住之江区)の宮高豪社長(46)と知り合った。

住むーぶ事業に参加することを決め、メンバーとの交流会にも積極的に参加。原価計算や運賃料金の設定方法などについて、徹底的に学ぶ中、「激安セルフ引越」を生み出した。できる限り出費を抑えたいという顧客向けに考案したもので、八尾市と東大阪市の両市を中心にサービスを提供。軽トラックとドライバーを時間制で貸し出すもので、利用者が自分で荷造り、搬出入、トラックの積み込みを行う。

ドライバーは、荷物の積み方が明らかに危険な場合などを除き、作業に一切タッチしない。基本料金は20㌔まで6,500円(税別)と格安で、学生や若い単身者を中心に順調に利用者を増している。

中須賀氏は、「トラック運賃の原則である、車上受け、車上渡しに徹した。引っ越し作業のノウハウを持たないドライバーでも対応できる上、負担も軽くて済む。これからも得意分野を生かしたきめ細かなサービスを生み出し、顧客の要望に応えていきたい」と抱負を語る。